しばらくお休みします
いつも読んでくださる皆様、ありがとうございます。
このブログは、更新をしばらくお休みいたします。
それほど遠くない時期に復活いたしますので、しばしお待ちください。
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たいへん申し訳ございません。
今までの投稿の中に、自分の思い込みや勢いで投稿してしまった部分があります。
本日、該当部分を削除いたしました。
実は、先日よりの体調不良の最中、もう一度自分のこれまでを見直す機会がありました。
そしてわかったのですが、やはり自分は間違っていた、という事です。
関係者の方を傷つけるような、投稿をいたしました。
お世話になった方への、配慮を欠いた行動であったと思っております。
たいへん申し訳ございませんでした。
この削除とお詫び文は、誰かに強制されたり、指摘されたものではありません。
これは、自分自身の人生のあり方や、今までの行動を思い返し、自発的に行なったものです。
関係者の方にご迷惑をおかけした事をお詫びいたします。
誠に申し訳ございませんでした。
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ちょっと長いが、引用する。
北アルプス山地に源を発する、梓川、黒沢川、烏川、穂高川、中房川、乳川等すべての河川が、奈良井川と梓川の合流点から、高瀬川と犀川の合流点までの約8Kmの間にすべて落ちこんでおり、その殆ど総ての河川が北アルプス山地から運んだきれいな砂れきで扇状地を形成しており、地表の流水は全体として地下に伏没滲透し易い条件にある。そして、これらの地下水は低所、または犀川に湧出し、最も下流低所にあたる万水川は、この湧出水を集めて犀川に運んでいる。 この一体は、穂高湧水帯として20万㎥/日におよび湧出があり著名なワサビ田が発達している。出典:「長野県における地下水源の開発(中間報告・・平坦部の地)」昭和49年長野県発行
そうなのだ。わたしの心配している安曇平の水は、地下水源による湧出水がほとんどである。北アルプスからのきれいな水が、やはり北アルプスから運ばれて来た砂れきにしみ込み、濾過され地下の水脈を通って、ワサビ田のあたりに湧出している。
今回の国営公園は、安曇平の水の濾過層とも言える部分に作ってしまっているのである。
大町・松川地区も同様である。しかも、上流の砂防工事によって、新しい濾過材である砂は、流れ込んでこないようになっている。当初のリゾート計画よりだいぶんマシにはなっているらしいが、こんなところに大規模な公園を作って、ほんとうに大丈夫なのだろうか?少しでも汚染物質が地下に浸透すると、中長期的に見て大変な事になるだろう。例えば、何らかの汚染物質が大量に検出されたとしたら、安曇平の水、ワサビ田や魚の養殖業は壊滅的な打撃を受ける。10年、20年のスパンでの、その辺りの対策は考えられているのだろうか。
公園は、本日よりオープンである。
実際に目で見て来て、また後日に報告したいと思っている。
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すいません、体調を崩して、救急病院に入ったりしていました。
今日23日も、まだ調子が悪いです。
心臓がばくばくして、異常な発汗が続いています。
原因は、21日に飲み過ぎたことです。
馬鹿もここまで来るとあきれますね。自分ながら。
おかげで、日記の空白は作るわ、記事の削除もしなければならないわ。
でもなんだか、吹っ切れました。
もう、自分を全部さらしだしてやろうかと。
馬鹿の記録があっても良いじゃないのでしょうか。
ところで、メインマシンのノートブックの液晶が、そろそろバックライトの寿命を迎えそうです。
もしまたブログに空白が出来ていた時は、緊急修理中か、緊急入院中かのどちらかです。
(深夜に、だいぶん復活して来たので追記しました)
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調べてみたら、あるわあるわ。計画に反対する声が、結構あるではないか。
(→「県営烏川渓谷緑地」公園の不思議)
(→国営アルプスあづみの公園の現状)
(→ 県政 )
(→国営アルプスあづみの公園・友の会)
いくつかの情報を総合すると、この公園には、結構な金額が投入されている事実が判明する。その金額は、平成11年から15年までで、200億円以上!(これでも、全公園の面積の13分の1である)当初は全工事で600億円の計画だったらしいが、最終的にはいったい幾ら位かけるつもりなのだろう?
(追記:昨年度までの総事業費は446億円との情報が、信濃毎日新聞タウン情報に記載されていた。それにしても、これだけのお金が動く公共事業と、それを引っぱってくる政治力には、善悪抜きで感嘆してしまう)
それも、今回の堀金・穂高地区をはじめ、大町・松川の4 市町村にわたっての工事である。こんなに広い公園は、本当に必要なのか?公園が出来れば、観光客は確かに増えるかもしれない。しかし、年間の入場者数の予測は、どうやって出しているのだろうか?費やした予算分を、回収できる見込みはあるのか?
しかも、本気でそれだけの数の観光客を見込んでいるなら、交通アクセスはどうするのだろう。今でさえ、連休のときには高速道路が大渋滞の現状なのに(もしかして、これを口実にもっと道路を造るつもりなのだろうか)。更に、それだけの観光客を呼んで、環境に対する配慮はどうなっているのだろうか?
あとからあとから、疑問がわき上がってくる。
そして、わたしが最も心配しているのは、安曇平の水についてだ。
(後日に続く)
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常念岳のふもとから、烏川(からすがわ)が流れている。この写真は、その渓谷のものである。
冷たい清流である。ここは、県営の公園になっており、快適な遊歩道が整備されている。芝生の広場もあり、ちびっ子が遊ぶのに程よい浅瀬も作られている。平日は人が少ないのだが、今日のような休日には、家族連れでにぎわっている。そこかしこにタープが張られ、バーベキューをしている。犬を連れて来ているカップルもいる。なかなかに楽しそうである。
(→長野県営烏川渓谷緑地)
以前からここには、ときたま訪れていた。良い場所であると思っていたのだが、どうも変な事になっているらしい。
このちょっと下流に、来週から国営の公園がオープンする。これがナゾなのである。今ある県営の公園でも、充分に楽しめるのだが、さらに大規模に整備して公園を作るのだという。来週は、その一部が開園する。わたしも、以前から工事が進められているのは知っていた。しかし、その全容までは知らなかったのだ。
現場は、すでに、大規模な整備が進められている。以前ならば見事な赤松の林があったところが、切り開かれて立派な舗装路になっている。道路沿いにフェンスが張り巡らされ、真新しい建物も、いくつか見える。それらを横目で見ながら、わたしの疑問は膨らんでいた。こんなにも整備された公園が、本当に必要なのだろうか?そして、自宅に戻って、公園の全容をネットで調べて愕然としたのだ。
(→国営アルプスあづみの公園)
(→国営アルプスあずみの公園ホームページ)
その総面積は約350ヘクタール。東京ドームで言うと、約75個分の広さである。350ヘクタールというのは、広すぎはしないか?東京ディズニーランドのテーマパーク部分だけでも、51ヘクタールなのだが。その7倍もの面積を使って、いったい何をしようとしているのか?いったい、どれだけの税金が使われているのだろう?
さらに調べてみると、当初からの違和感が、さらに大きくなっていく。
(後日に続く)
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先日より、サーバー移転の際のトラブルで、JUGEM版の限界SSを使えなくなっている。
もしかして、データがぶっ飛んでしまったのだろうか。
困った。いただいたコメントやトラックバックなど、バックアップを取っておけば良かった。
自分のローカルマシンでは、定期的にバックアップを取っているのだが。
ポータルという事もあって油断していた。データの保全は基本中の基本であるのに。
まあ、悔やんでも遅い。
なんとか、無事に復旧する事を祈っている。
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白骨温泉である。湯の色を白くするため、入浴剤を入れていたと言う。残念である。こんな事で信州が注目されるのは、なんとも歯がゆい気がする。
この温泉には、わたしも行った事がある。去年の秋頃である。その時は、問題の野天風呂は行列ができていて、入れなかった。そして、温泉旅館の建ち並ぶ中、一番奥の温泉に入った。たしか『大石館』ではなかったろうか。窓から見える渓谷を眺めながら、ゆっくりと湯につかったものだ(この温泉は、かけ流しで入浴剤はつかっていないとの事だ)。ここの湯はなかなか良く、身体がほかほかして、肌がスベスベになった記憶がある。
それにしても、村長も一緒になって、何をやっているのだろう。
白骨温泉は、失礼を承知で言えば、温泉以外には取り立てて観光の目玉が無い。その源泉から湧き出る湯量が、減ってしまったのだと聞いている。そして、新しく引いて来た源泉の湯は、色が白くなかった。だから、入浴剤でごまかしてしまった。なんとかしなければ、というその気持ちは、理解できなくもない。しかし、バレないとでも思っていたのだろうか。
わたしが非常に残念に思うのは、湯の色の白さが薄くなったことは、ピンチではなくて、チャンスであったと考えるからだ。そこで頭をひねれば良かったのに、と非常に残念に思う。
そう、源泉が違う事を、PRの材料にしようとは考えなかったのだろうか。
一カ所の温泉街で、湯色が違う湯が出ている。それをアピールすれば、温泉をはしごして両方の湯を楽しもうとするのが観光客ではないか。単純に考えて、観光客の入浴回数は倍増である。そうはいかなくても、確実に話題となるのではないか。ほんとうに勿体ない事である。
(それとも、全体の泉質が変わってしまったのであろうか。そうであれば違う方法を考えねば)
しかし、逆に考えれば、この事件で注目を浴びた事も、チャンスに変えられる。世間の注目が集まっている今、的確な対処をすることで、マイナスをプラスに変える事が出来る。それが、この村に出来るであろうか。ここからが、正念場なのだ。間違っていた事は、素直に謝って取り返そう。サービスの本質を見直す、良い機会である。
そして、観光客の皆さんにとっても、チャンスなのである。旅館はキャンセルで空いている。事件の直後で、不正をしているところは無い。源泉の情報も開示されている。サービスも良くなっているはずである。
今こそ白骨温泉に行くべきなのである。
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昨日から、JUGEM版:限界SSの更新ができない。サーバーを移転中なのだそうだ。今日になってポータルは見れるようになったのだが、管理者ページにはアクセスできない(しかもポータルは激重)。
いったいどうしてしまったのだろう。JUGEMは、無料の割には機能が充実しているため、動向を注目していたのに。
書き込みができないのは残念であるが、もう少し待ってみよう。
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気象庁は13日、関東甲信地方と近畿地方で梅雨明けしたとみられると発表した。
とうとう、信州にも本格的な夏が訪れた。
松本地方も、日中はとんでもなく暑かった。
夜になって多少和らいだが、それでもまだ蒸しているようだ。
あんまり暑いので、思考回路がショートしそうだ。
そういうわけで、今日はこれで終わり。
申し訳ないです。
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九州から、四国、中国地方では、もう梅雨が明けたらしい。ここ信州も、今日は良い天気である。あんまりにも気持ちがいいので、今日は重たい話を休んで、ちょっと出かけてみよう。
時間の余裕が出来たのは、午後をまわってからであった。それほど遠くへは行けない。美ヶ原温泉から林道へ入って、曲がりくねった山道をひたすら登る。武石峠を越えると、やがて樹林帯を抜け、いきなり視界が開ける。美ヶ原高原である。
車で行けるのは、『美ヶ原自然保護センター』の天狗の露地駐車場までだ。しかし、今日は日曜日。きっと混んでいるだろう。そこまで行く手前、左側の『思い出の丘』の駐車場に車を停める。ここから、『武石峰』まで、歩くのである。
標高2,000m前後の、高原である。風が涼しい。そこかしこに、鳥の声が聞こえる。残念な事に、レンゲツツジの見頃は過ぎてしまったが、ここは高山植物の宝庫である。シナノキンバイ、ウツボグサ、ハクサンフウロやキンロバイ。可憐な花が咲いている間を、遊歩道が続いている。見慣れたこの花は、ノアザミだ。この白い花は何だろう。わたしに知識があれば、この多様な高山植物をもっと楽しめるのに。
遊歩道は、緩やかに登り、ピークを越えていく。ここが『思い出の丘』。ケルンが積まれている。遊歩道は、一度下って、今度は武石峰への登りとなる。
急いで登っても、何分もかからない。本当にハイキングのコースだ。途中で壮年のご夫婦とすれ違う。笑顔で挨拶を交わす。穏やかな気分である。
武石峰の頂上からは、東に浅間山、西に北アルプス、眼下に松本平を一望にできる。手が届きそうなところに、『王ヶ頭』の電波塔群が見える。おなじ美ヶ原高原でも、王ヶ頭にくらべて、こちらには何の観光施設も無い。売店も、水場も、トイレも無い。だからこそ、裸の自然を感じる事が出来る。日曜日でも、人混みとは無縁である。大きな声で、ヤッホーと叫んでみても、何も恥ずかしくない。
そう。ここから見える、浅間山の左の方の峰。その辺りを、今日、友人たちが登っているのだ。わたしは用事があって、行けなかった。だから、午後からここにハイキングに来たのだ。
わたしのヤッホーは、そこまで届いただろうか。
(写真は武石峰のバス停より、王ヶ頭方面を撮ったもの。気持ちの良いワインディングだ)
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すいません。なんだか調子が悪いので、今日はお休みです。
あんまり暑いので、ちょっとバテているのかもしれません。
いつも読んでくださる皆様、ごめんなさい。
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午後の用事をすませ、自宅に向かっている途中だった。もう、梅雨は明けたのだろうか、強烈な日差しである。やたらと暑い。スポーツスターで走っているのは楽しいのだが、ちょっとでも道が混雑してくると、とたんに嫌になる。せっかく時間もあるし、どこかで涼んでいこう。そう決めて、渋滞した国道から、脇道に入ってみた。
川沿いの道は、すぐに行き止まりになる。そこにバイクを停めて、歩いて土手に降りてみる。あたりは民家もなく、流れる水の音だけが響いている。水面に木陰が映る。足元の茂みから、水鳥が飛び立つ。涼しい風が、吹いている。
わたしは、驚いた。こんな場所があったのか。松本市内から、本当に5分と走っていない。それなのに、この静寂はどうだ。涼みに来るのに、良い場所を見つけた。そう思いながら、あたりを散策する。
近所の方だろうか、年配の男性と行き会う。やはり涼みに来ているのであろう。挨拶をして、少し話をする。この場所には、オコジョが棲んでいると言う。オコジョ。わたしはまだ見た事が無い。
「冬ならよくわかるだ。今は草が茂ってるでな」
そう話す男性は、この場所に愛着を感じているのであろう。オコジョが冬になると真っ白になる事や、川に棲んでいるヤマメのことなど、楽しそうに話しをする。オオタカもやってきて、魚を狙うのだ、と男性は言う。わたしは、ちょっとうらやましくなる。こんなに豊かな自然がある場所を、日常の中に持っているのだ。いまどき、希少生物の生育している場所は、本当に少なくなっている。この場所を大事にしてあげたいと、心に思った。
今回、この場所の所在地は、明言しないでおく。隠す程でも無いのだが、不特定多数に公言すると、弊害が生じる事もある。本当に残念な事に、人気の無い場所を狙って、ゴミの不法投棄をするような輩もいるのだ。また、そうでなくても多数の人間が訪れる事で、環境が変わってしまう事も考えられる。
あしからずご了承頂きたい。
(→オコジョ。かわいいです)
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夕方から、打合せに出かけた。
ずっとひきずっていた仕事上のトラブルを、今日は何としてでも解決しなければならない。
こんな事で人と会うのは、なんとなく嫌な気分である。
気が重くなる。
それにしても、今日はやたらと風が強い。灰色の雲が、ごんごんと流れていく。
しかも、じっとりと湿った空気だ。肌にまとわりついて不快である。
ああ、早く、梅雨が明けないだろうか。
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星空の下で眠りたいと、急に思い立ったのが、昨日。昼食のあとに自宅を出て、一晩だけのショートキャンプに行ってきた。
まあ、はっきり言えば家族サービスだ。ごく近場の、1時間程で行ける場所での、オートキャンプ。別に何をするわけでもなく、川で遊んで、テントを張って、炭火で食事をする。ただそれだけである。
北アルプスのふもとに位置する。夜は、さすがに寒い。満天の星空の下、焚き火代わりの七輪の、炭火のオレンジ色を見ていた。ビールの酔いも、程よい感じだ。背後ではせせらぎの音。風がそよぐ。ふと目をやると、蛍。ふうわり、と飛んでいく。気まぐれに追いかけてみたが、すぐに見失ってしまう。
虫の声、草の葉が擦れる音。森全体が、なんだか華やいでいるような。気のせいだろうか、あたりがほんのりと明るい。東の空から、月が昇ってきたのだ。満月を少し過ぎた、円満な表情の月である。ぼんやり見上げていると、だんだん眠気が襲ってくる。火の始末をして、ごそごそとシュラフに潜り込む。
そう、こんな風に、自然の中で眠りたかったのだ。
ただそれだけである。
追記:キャンプ場情報→野俣沢林間キャンプ場
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ハートブレイクでも、疲れたわけでもないのだが、旅に出る事にした。
とはいっても一泊二日の予定だが。
(→そりゃ、旅とは言わないって)
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所用からの帰り、わたしは川沿いの道を走っていた。国道を迂回する、抜け道である。車も少なく、快適な一方通行だ。流れ行く川を右手に見ながら、ほどよく飛ばせる道である。
ところが、今日は違った。うっかり帰宅ラッシュの時間に当たってしまったのだ。こうなると、この道は最悪である。一車線だけの、すり抜けも出来ない狭い道なのだ。脇道は無い。ずっと先の信号まで、延々と車が列になっている。右手の土手を降りればなんとか走れそうだが、どうせスタックするのがオチだろう(過去にも、河原でスタックして泣いた事があった)。どうにも、しようがない。
わたしは、あきらめた。たまには、渋滞もいいではないか。川の流れでも眺めながら、のんびり走ろう。せっかくバイクに乗っているのだ、おおらかな心を持たなくては。ゆったりと、行こう。
そんな決心も、5分後には揺らぎはじめていた。全然、進まないのだ。いったい、どういう事だ。信号が変わるたびに、少しずつ前進する。その度に一回一回ギアを入れて、ちょっと走っては、またニュートラルを出す。しかも、ミッションの入りが固いときている。ニュートラルが出にくく、ガッツンガッツンと、神経に障る感触である。
梅雨の中休みなのだろう、夕方とはいえ、昼間の熱気が残っている。その上、両足の間で、エンジンは呑気に脈動している。けととん、けととん。熱い。シリンダーから熱が放射されているのを、まざまざと実感する。熱い。前後の車は、クーラーで涼しげである。こっちは、股間に火鉢を抱え込んでいるようなものだ。本当に熱い。
あ、ちょっとだけ前進した。ヘルメットのシールドを上げて、つかの間の風を楽しむ。と、今度は虫だ。ヘルメットの中に飛び込んでくる。蚊だろうか、うわっ、耳もとに入ってきた!!独特の高周波が、ヘルメットの狭い空間に響き渡る。わたしは、あわてて指でほじくる。なんて事だ!
もういやだ。渋滞なんて、まっぴらごめんだ。こんな時は、つくづく車の快適さがうらやましい。バイクが格好いいなんて、大きな勘違いだ。夏は熱いし、冬は寒いと来ている。バイクが楽しいのは、一年のうちのホントのわずかの期間だ。こんな渋滞にハマった日には、バイクなんて最悪だ。
誰に言うわけでもなく、独りでぶつぶつと悪態をつく。あと何台かで、国道である。前が空いたら、思いっきりアクセルを開けよう。よっしゃっ、と思ったその前で、いきなり信号が変わってしまった。ガックリである。
ちぇっ。こんな日もあるさ。
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やっと用事を済ませて、家に帰り着いた。メインスウィッチをオフにして、サイドスタンドを出す。ハンドルを左に切って、バイクから降りる。グローブを外し、ヘルメットを脱ぐ。
ふと、耳を澄ますと、変な音が聞こえる。なんだろう?エンジンの冷える時の、金属音とも違う。ぶつぶつと呟くような、小さい音である。どこから聞こえてくるのか。オートバイの上に身体を傾け、音源を探ってみる。
ああ、わかった。ここだ。わたしは、スポーツスターの細身のガゾリンタンクに、耳を付けてみる。今度ははっきりと聞こえた。ボコリ、ボコリと、ガゾリンが沸騰している音だ。絶え間なく沸騰している。よく耳を澄ますと、気化したガソリンが逃げていく、シュウシュウという音も聞こえる。
エンジンの熱が、ガソリンタンクにも伝わっているのだろう。それにしても、驚きである。ガソリンが気化しやすいと知ってはいたが、こんな勢いで沸騰しているなんて。
こんなとき、オートバイは生き物のように感じられる。ガソリンという危険物を喰らう、魅力的な生き物。エンジンを切ると、ぶつぶつと文句を言う。まだまだ走り足りないと言っているかのようにも聞こえる。
(そして、沸騰するガソリンは、まるで、自分の心の様でもある。今にも火がつきそうな、煮え立った感情)
しばらくすると、ようやくエンジンが冷えてきた。さっきまでの、タンクのつぶやきも聞こえなくなった。わたしは、後輪にロックをかけた。
おつかれさん。ゆっくりと、休んでくれよ。
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